[としまえん、閉園前提で都が買収案...防災公園化]
東京都は、西武グループが運営する遊園地「としまえん」(練馬区)の敷地など約22ヘクタールについて、買収交渉に乗り出すことを決めた。都立公園としての再整備を「都市計画公園・緑地の整備方針」改定案に盛り込む方針で、16日に公表する。
都が買収交渉に乗り出すのは、同園の敷地一帯。整備方針では、これを重要公園の「練馬城址(じょうし)公園」とし、新規事業では23区内で最も広い公園となる。10年以内の都立公園としての事業認可を目標とするが、今年3月の大震災発生を受け、都幹部は「優先的な整備が必要。買収は閉園が前提になる」としている。
勿論現時点で正式な発表は無し。ただ、西武側も応じる意向だとか、複数幹部の話云々とか、発表日の話とか、結構具体的な話も出てるということ、先の東日本大地震で所謂「帰宅困難者」問題がクローズアップされて、その対応策として提起されていることもあり、話としてはかなりリアリティが高い。
自分が覚えている限りでは、過去にも二度ほどとしまえんの売却話はあった。いずれも西武側の財務問題がトリガーで、結局買い手がつかなくてうやむやになった感はある。ただし今回は積極姿勢を見せる買い手がいること、防災という大義名分があることなどから、事実だとすれば売買が成立する可能性はかなり高い。
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