放射線測定器には感度があり,一般的に高感度な機種ほど高価です.
また,低価格の放射線測定器の場合は,
* 表示するたびに値がふらついて正しい数値が分かりにくい
* 表示される値は安定しているが徐々に変化し,落ち着くまでに時間がかかる
のどちらかを感じる場合も多いと思います.
放射線はランダムに飛んできますが,感度が低い場合,検出できる回数が少なくなります.
そうすると,ランダムさの影響によって,測定値が大きく揺らいでしまいます.
時間をかけて検出回数を増やせば安定しますが,数字がすぐに変化しなくなりますし, 時間をかけなければ素早く反応しますが,数値がふらついてしまいます.
このページでは放射線をランダムに検出する動作をシミュレーションし, 放射線測定器がどのように数値を計算し,表示するか確認することができます.
先日【「安価な」ガイガーカウンターは別のものを発見する機器でした】などでも触れたけど、本来専門家のツール的存在なガイガーカウンターのニーズが一気に増えたことで、数理的なモノの見方、概念、解釈まで会得せずに値を中途半端に把握し、パニクってる状況も多数見受けられるわけで。特に統計的な数字の捕え方ってのがつかめてないと、一部の値だけを見て「なんじゃこりゃぁ(C)太陽にほえろ」ってことになってしまう。
んで、このサイトではガイガーカウンターによる線量の取得状況とか、感度が低いなど性能に問題があると、結局期待したものは得にくいし、得るにも時間がかかるよってのを体験できるページ。なぜ安いと駄目なのかは、二つ目のリンク「放射線測定器の感度について」の下の方に書いてあるので、そちらを読むだけでも勉強になるよ(まぁ自転車でも東京から大阪まで行けないことはないけど、時間はかかるし迷うかもしれない。その点、新幹線や飛行機を使えば速く着くよねって感じかな)。
まぁ、個人ベースで50万前後もする測定器を買うのも気が引けるし、ねぇ......第一買えないです、そんな高額なの(笑)
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