恐らくこれは社会一般、デジタル系のライターさんの話をしていると思うのだけど、ぶっちゃけこの周りの話はずっと前から言われてた。で、「支払いが安くて不安定だから、ライターを本業にしようとする人がいない。だから育つはずは無い」「安くても飛びつくような人達、例えば学生さんとかが主流になる。で、使い捨てにされるので、それを見ている他の人達も絶望する」「支払いを高くしてもらおうとすると『来なくていいよ』か、仕事を干される」みたいな話。これじゃ「若手ライターが育たない」という状況も当然。
「育たない」じゃなくて「育てて無い」「育てようとしない」「育つ環境を創って無い」。
で、その時、当方が首突っ込んでいた界隈ではどういう動きがあったかというと、制作集団だの編集グループだの法人化だので「武装化」する動きが起きたわけだ。それはそれで「該当者の保護・育成」はうまくいったけど、その他の個人ライターがますますつまはじきにされてしまい、結局寡占化・市場の縮小化が促進されてしまったという。
「自分のために、そして後続のために」ってことを考えるのは色々と難しいやね。
まぁでも個人的には、実は昔より状況は良いかもしれない。インターネットがあるからね。個人でも何とかできる手立てが手に入る。漫画家さんやイラストレーター、文筆家などは結構いるんじゃないかな。ネット経由で公知されて、商業関係にも足をつっこめるようになった人とかさ。
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