写真家の方は、ご注目を。JPEGminiというスタートアップが、JPEGの写真のファイルサイズを、元の画質を維持しながらオリジナルの最大1/5まで縮小できるという、圧縮技術を発表した。
この技術はWebを念頭に置いて設計され、アマチュアもプロも写真の保存用にオンラインのストレージをますます多く使うようになっている現状に、対応している。JPEGminiを利用すると、ファイルサイズが小さくなるぶん、ストレージと帯域の費用を節減でき、メールや共有などのためのアップロードも高速になる。
では、どんな技術か?
同社によると、JPEGminiはまず、人間の視覚系を真似た独自の画質検出機能により、入力画像を分析する。次に、その分析に基づいて、異物等が生じない許容範囲内で最大限の圧縮をかける。この第二の部分は実は JPEGエンコーダで、それが元の写真を処理して、JPEGの規格の範囲内で可能な最大限の圧縮をかける。
だから、分かりやすく言うと、JPEGminiは新しいファイル形式ではなく、むしろファイル形式はJPEGそのものなのだ。しかしそれでも、場合によっては最大で1/5(オリジナルの20%)の圧縮を可能にする。
GIF画像はOptpix Webデザイナーで十分だし、JPEGも小さいものならあまり気にしなくていい。ただ、例えば新商品とかイベントの画像みたいに大きめのサイズのは「結構ファイルサイズでかいな」と頭を抱えることがあるんで、これは役に立つかもしれない。使い方も簡単で、変換するファイルをアップロードすれば、勝手に変換して完成画像を出してくれる。しかもどれだけダイエット出来たかまで教えてくれるから、なんだかとってもステキング。
ちなみに上の画像も、上はトップページのスクリーンショットそのまま、下はざっくりと置換させたもの。見た目はほとんど変わらないよね。これで容量が約半分になったのだから、ありがたやありがたや。
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