【更新】風力発電の風車に火災、放水車の水が届かず自然鎮火待ち

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[火災:発電用の風車から出火 4時間後に自然鎮火--北海道]
【さらきとまないウィンドファーム】

2日午後0時15分ごろ、北海道稚内市声問(こえとい)村更喜苫内(さらきとまない)の発電会社「さらきとまない風力」の敷地内で、「発電用の風車から煙が出ている」と付近住民から119番があった。消防車3台が出動したが放水が届かないため現場で待機し、約4時間後に自然鎮火した。けが人はなかった。

同社などによると、火災があったのは風車9基のうち2号機(高さ約66メートル)。鉄製の塔と強化プラスチック(FRP)製のプロペラ3本をつなぐ中心部分から出火した。部品落下の危険があるため周辺を立ち入り禁止にし、5基をつなぐ電線の電力供給を停止した。


どうやら落雷による発火の可能性が高そうなんだけど、稼働部分があること、電気を使っている以上、どれほど対策を講じていても火災をはじめとしたリスクはありうるわけで。火がついた時に消防車の放水が届かないってのは、想定しえない事態だったんだろうなあ、と。ヘリを使って放水するという手はあるけど、周囲に出動できる消防ヘリがあるか否か(あったとしても間に合うかな)、そして使える機材があっても、ピンポイントで適量の放水ができるかどうかなど、問題点は多い。まぁ周囲が更地に近い状態だったのが何より。ただ、供給力は減退してしまうよね......。

ともあれ、どんなものにでも、「想定しえない」事態は起きうる一例として。

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このページは、不破雷蔵が2011年10月 3日 07:56に書いた記事です。

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