[たばこの放射能測定を要請=禁煙学会「ポロニウム含有」]
【タバコに含まれる放射性物質についての緊急声明 葉タバコの放射性物質(ポロニウム、放射性鉛、プルトニウム、ストロンチウム、セシウムなど)および製品タバコに含まれる放射性物質ポロニウム測定の要望】
NPO法人「日本禁煙学会」は17日、たばこには放射性物質ポロニウムが含まれており、吸うと肺がんを引き起こすリスクが高まるとして、厚生労働省にたばこのポロニウム濃度の測定などを要請した。
同会は、たばこによる肺がんリスクを調べた米カリフォルニア大のカラギュージアン教授らの論文を基に、たばこのポロニウムは吸引すると気管支分岐部に高濃度で吸着し、肺がんリスクが上昇すると主張。副流煙には主流煙の1~4倍のポロニウムが含まれているとし、受動喫煙も危険だとした。
●NPO法人日本禁煙学会は以下の緊急声明を出し、厚労省と財務省に要望書を提出し、記者会見を行いました。喫煙席、喫煙コーナー、喫煙所、喫煙室およびその周辺は、タバコ煙に含まれる放射性物質ポロニウム210による内部被ばくのおそれがあるので、絶対に立ち入らないで下さい。
【たばこと放射線の話】や【「喫煙者のラドンリスクは8倍」...室内の放射線量とラドンによる肺がんリスク】などでも触れているけど、たばこと放射線の関係は随分前から指摘されていて、海外じゃ研究も山ほどされている。今更ここまで、特に「内部被ばくのおそれがあるので、絶対に立ち入らないで下さい」と大騒ぎするまでもないとは思うのだけど(安全だ、という意味では無い)。相乗効果というか、便乗効果を狙ったのかねえ......。
あ。こういう動きが出ると、放射線周りで騒いでいる方や、原発に反対している方は、たばこを止めなきゃならなくなるか。
コメントする