歩道を走る自転車の危険運転や歩行者との事故が目立つとして、警察庁は25日、自転車の利用者に車道走行を徹底指導すると発表した。
歩道走行が即座に摘発されるわけではないが、警察官が呼び止めて指導する。また自転車通行が可能な全国の歩道を減らしていき、車道通行へと促すことも各都道府県警に指示した。これと並行して、自転車専用レーンを設けるなど自転車が安全に走れる環境を整えることも急ぐ方針だ。
2008年6月施行の改正道交法で、自転車で歩道を走ってもいいのは13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者、身体障害者と、道路が工事中などやむを得ない場合と規定した。これ以外は原則、車道の左側を走ることが義務付けられている。子どもを乗せた母親の自転車も車道走行が原則だ。
この例外を除き、各都道府県警は近く自転車の車道走行を促し始める。警察官が歩道走行を見つけても、これまで注意することは少なかったが、今後は呼び止めて注意する。速いスピードで歩道を走っている自転車については、再度発覚すれば摘発を検討する。
自転車の車道走行徹底の件。「震災で省エネの動き」「自転車が見直される」「自転車利用者増加」「暗黙の了解・ルールを知らない自転車乗り増加」「歩道でのトラブル急増」「暗黙の了解云々でなくて法令を徹底させろ」の動きなんだろうな。昨日のイブニングでの自転車漫画「のりりん」そのものだ。
問題なのは「車線走行」を法的拘束力で強制させた場合、現状より自転車に乗っている人、そして自動車運転手双方のリスクが高まることなんだけど......前者はともかく後者はちゃんと公知・啓蒙してるのかな。当方は自動車に乗らないけど、運転する機会のある人は、十分以上に留意して下さいネ。
......ということで、昨日購入した隔週刊誌「イブニング」誌での連載自転車漫画「のりりん」で、自転車周りの歩道走行の徹底に関するお話が載っていたのと、昨日付で警察庁が広報資料を出していたので覚え書き。個人的な感想としては、例外規定項目中のうち「13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者」も結構リスクが高い事例に遭遇してるので、どうなのかなぁとは思うのだけどね(子供の場合は幼少の場合はともかくとして)。
個人的には後半部分の囲いテキストにもあるように、自動車運転手への啓蒙も、もっと積極的にやらないとマズいよなぁ、と思っている。玉突き的な連鎖反応とはいえ、ホント、この2年ばかりの間に妙なことばかり起きるよなあ。
それと。「のりりん」は是非共一読しておくことをお勧めするよん。
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