ちょっと面白かった話。チェルノブイリ以降欧州ではフィルター付きベント管が普及した。日本ではしなかった。なぜか?東電がー?いやそうではなくて、学者と電力会社はその話を実現手前までいった。しかし原発反対派が「対策するということは原発は事故する!危険だ!」と言ったから。
ちなみにそれを設置していれば福島第一の事故では放射線量が100分から1000分の1以下になって避難の必要は殆ど無かったのではないか。という話も。
信ぴょう性はある......というか、当方が以前から話してたことの裏付け。被害を大きくした一番の要因は、今「ガーガー」騒いでいる反対派の方々が、対策そのものを邪魔していたというワケで。 いわゆるマッチポンプというものだ。多数の犠牲を出した上での、ね。
例えるなら客船に救命ボートをつけようとしたら「沈没を想定しているなんてとんでもない。その分努力しろ。ボートの経費だけ運賃下げろ」と文句をつけて船会社に嫌がらせをして、いざ必要な事態が発生して被害が出たら「どうして備えをしてなかったんだ」と"同じ人達" が文句をいうという感じ。
「歴史にIfは無い」とは絶対に変えられない真実だけど、同時に「ifを想定して今後に活かす・活かせる」のもまた事実(エンタメ・思考ゲームとして楽しむのはまた別の話)。彼らの「妨害」が無ければと考えると、そして今の彼らの挙動を思い返すと、悔しさと憤りがぐるぐると。
というわけで、「災害規模を大きくした最大起因は、今その災害周りで一番文句を叫んでいる人たちだった」という「ミイラ取りがミイラだった」的なお話。前々から何度となく語ってはいたけど、それの裏取りみたいな覚え書きとして(自分らに責任があると気がついて、それをごまかすために他の対象への責任を大きな声で追及するってのは、前世紀末の某新興宗教団体や現行政権政党の事例のように、「そういう方々」の常套手段でもあるわけで)。
まぁ「妨害」っても直接物理的なものに限らないからね。報道がそれを好むのなら、それが公知されるだけで十分に圧力となる。それをロビー活動と呼ぶのか否かは状況によるけど、どのような呼ばれ方をしたとしても、足をすくった行為に違いは無い。
総会屋と何が違うのだろうか。人に大きな実害を与えるリスクを創っているという点ではそれらより悪質だし、まともに活動している人達にも大いなる迷惑を与えていることに他ならない。震災前は企業に「余剰金全部吐き出せ」と騒いでおいて、震災後にその余剰金などの余力をフルに活かして復興なり支援をしたらしたで「支援が足りない」と騒ぐ方々と同じだな。まったく同一ってわけでもないんだろうけど。
★追記:
【緊急時の放射能濃度を大幅減 電力各社がフィルター付ベント(2012/03/19)】
電力各社が原子力発電所の過酷事故対策として原子炉格納容器にフィルター付きベント設備を設置する検討に入った。 緊急時に格納容器から蒸気を大気放出する際、フィルターに放射性物質を絡め取らせることで放射能濃度を大幅に低減する設備だ。 欧州では複数国が取り付け義務を課しており、取り付けが済んでいる国も少なくない。 日本では義務化されておらず、取り付けが進んでこなかった。 だが同設備が設置されれば、ベントを実施した際に放射性物質の汚染被害を最小に押しとどめる効果が期待できる。
これだね。「欧州では複数国が取り付け義務を課しており」という話は初めて聞いた。邪魔さえされなければなあ......
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