【タイへの排水ポンプ車の派遣について~国土交通省保有排水ポンプ車の初の海外派遣~】
↑ 国土交通省保有排水ポンプ車
国土交通省は、洪水被害を受けたタイへの排水支援の一環として、排水能力が高く機動性に優れた国土交通省の排水ポンプ車10台をタイに派遣します。排水ポンプ車は、11月5日に横浜港を出港し、同17日にタイに到着予定です。
(1)日時:平成23年11月4日(金)積み込み、同5日(土)出港
(2)概要
・洪水被害を受けたタイ王国政府に対する、排水分野での日本政府の支援の一環として、本日決定された国際緊急援助隊専門家チーム(排水ポンプ車チーム。国土交通省・外務省職員参加予定)の活動にあてるため、国土交通省中部地方整備局が保有する排水ポンプ車10台を派遣。
・排水ポンプ車は11月4日に横浜港で積み込み後、同5日に出港し、同17日にタイ王国レムチャバン港に到着予定。
・日本政府は11月1日に大型排水用ポンプ等の購入に必要な緊急無償資金協力を行うことを決定しており、今回の派遣は、これに加えてタイにおける排水活動を支援するもの。
・津島恭一国土交通大臣政務官は、11月4日に実施される出発式に出席予定。
(3)派遣される排水ポンプ車について
・派遣する排水ポンプ車は、毎分30 m3の排水能力を持ち、小学校の25mプールを約10分で空にすることができる。また1台で一般的な消防自動車約10台分の排水が可能。
・この排水ポンプ車には、軽量でありながら、排水能力が高いポンプを備えており、クレーンを使わずに人力での設置・撤去が可能。また、ポンプと発動発電機を車両に搭載しており、自立性・機動性に優れている。
・これらの特徴と毎分30 m3の排水能力をもち、排水に特化した車両は、世界中にも類が無く、これを活用して排水を行うことは、日本ならではの貢献である。
・また、同タイプの排水ポンプ車は、東日本大震災において、国土交通省の各地方整備局等から計75台が集められ、岩手県、宮城県、福島県等の津波浸水地域において排水活動に従事した。
昨日たまたまアンテナにひっかかって、タイミング的に本家サイトで記事にするには少々時期を逸してしまったので、こちらで覚え書き的に(運用開始時にリリースなりニュースでの展開があるはずだから)。東日本大地震・震災の際にも各地方整備局などから75台が集められ云々ってあるけど、こういった機材はもう少し装備数を充実させてもいいかもしれない。今件のような海外への支援もあわせて考えると(運用人員の確保なども考えなきゃいけないけどね)。
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