[レトロ車両:夜空去る列車 いすみの農場で余生--銚子電鉄 /千葉]
『デハ701・702 新天地へ旅立つ』
「銚子電鉄」(銚子市)を引退したレトロ車両2両が、いすみ市のリゾート施設の店舗として"余生"を送ることになり、大型トレーラーに乗せられ、長年慣れ親しんだ銚子の町を旅立った。
引退したのは「デハ701」と「デハ702」。いずれも戦前の製造で、滋賀県の近江鉄道を経て、銚電を走り、昨年運行を終了。「再活用」を申し出た農場「鶏卵牧場」(御宿町)に、台車ごと無償譲渡された。同農場は5月、いすみ市作田にファームリゾート「いすみポッポの丘」をオープン。いすみ鉄道の旧車両や富山県の路面電車を施設内に設置し、卵や野菜の直売所にしており、2両は飲食所や「ぬれせんべい」などの銚子の物産店として使う。
かつてのトップによる会社の私的化でえらいことになったり、ぬれせんべいで会社を盛りたてようとして大いに注目を集めるなど、色々と話題の多い銚子電鉄。そこが保有している旧式車両のデハ701・702が引退し、第二の人生を歩むことになった。元々の鉄道事業とも浅からぬ関係はあるし、電車の車両そのものだけでも結構な名所・アピールになる。引き続き活躍して欲しいし、整備をしっかりとして欲しいね。
......GoogleMapで確認したけど、衛星写真はまだ前の養鶏所のデータのままだ。残念。
(最終更新:2013/08/22)
コメントする