【第三弾 「発電所内の放射線モニタリング」】 2.Bq/cm2からμSv/hの推定
↑ cpm と μSv/h
1.cpmからBq/cm2への換算
既知の放射能a( Bq/cm2 )を持つ線源(標準線源)を使用。
標準線源を測定器で計数率X(cpm)を測定。
aとXを比較して換算定数f(Bq/cm2/ cpm)を求める。f=a/X
Bq/cm2からμSv/hへの換算は、核種・放射能の広がり方・距離等の
条件により異なる。ただし、条件を仮定することで算出は可能。
東京電力が11月19日付で発表した、放射線のモニタリングに関係する資料。放射線全体の基礎知識や、記事タイトルにもある「換算が困難な理由」が説明されている。要は雨量のように「降った地面での水量」を図るようなものじゃなく、「空中を飛んでいる飛行機の上にバケツをおいて雨水を溜め、そこから地上の一定区域内の雨量を試算する」ようなものってこと。さらに地上に達するまでに蒸発したり、一定区域外から外れる場合もあるし。
今資料では他にも放射線の種類や地域別の自然放射線の量など、基本的な知識が一通り納められている。覚えておいて損は無いかな。
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