[火力発電所火災 消火活動続く]
4日夜、横浜市磯子区の、電源開発の火力発電所で、燃料の石炭を運ぶベルトコンベヤーから火が出て、近くの施設などに燃え広がりました。火の勢いは弱まりつつありますが、燃え続けているということで、消防が消火活動に当たるとともに、電源開発では発電を停止する措置を取りました。
24日午後10時すぎ、横浜市磯子区新磯子町の、電源開発の磯子火力発電所で、「石炭を運ぶベルトコンベヤーから煙が出ている」と消防に通報がありました。消防車40台余りが出て消火活動に当たりましたが、火は近くの石炭などに燃え広がり、これまでに、貯蔵施設に石炭を運ぶためのベルトコンベヤーの入った高さ50メートルの建物などが焼けました。火はその後、弱まってきていますが、燃え続けているということで、消防が引き続き消火活動を行っています。
この火災の影響で、合わせておよそ120万キロワットの出力がある2つの発電施設は、石炭の供給ができなくなり、25日未明に発電を停止しましたが、電力会社の供給量に余裕があるため、今のところ停電などにつながる可能性はないと話しています。
時期が時期なだけにまだ幸い......というのは不謹慎かもしれないけど。これが仮に真夏、あるいは真冬だったらと思うと少々背筋が寒くなる。いや、風邪とかじゃなくて。人間が動かしている以上、こういったイレギュラーが発生するのは当たり前の話だし、ましてや点検の延期や時間短縮なとがあれば、そのリスクはケタ違いに跳ね上がる。
もっともこういう事故はこれまでにも多数起きているし、その事故が発生した時には電力供給が減るってのも既知の話なんだけどねぇ。お盆の上にピサの斜塔ほどに傾いているけど何とかバランスを保っている、山盛りの料理を抱えた子供が「持てるから大丈夫」と強がりを見せているのを、「よくやった」「できるじゃん」とほめたたえ、注意をしたり料理をお盆から減らすことなく、台所から食卓まで料理を運ばせるような親にはなりたくはないわな。
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