その絵本にも技術革新の波がやってきたかな、という感じがするのが、このLeo Burnett Sydneyが作った「Parrot Carrot Safari」。AR(Augmented Reality(拡張現実・強化現実))を巧みに使ったもので、絵本の中に登場する不思議動物が、スマートフォンの画面を通して自分の身の回りに現れるという仕組み(スマホを双眼鏡のように使うわけだ)。しかも映しだされた動物達をクリックするとそれを捕えられる(捕えた後どうするのかは不明。ライブラリ化できるのかな? アプリの説明にも載ってない)。 子供の想像力を補完するのか、あるいは損なってしまうのか。色々な意見はあるだろうけど、「絵本にARを使う」ってこと自体が結構衝撃。確かに使い方としては悪くないし、そして何よりも【パソコンの使い始めは平均3歳半...!? アメリカの幼児におけるデジタルアイテムの使い始め時期などをグラフ化してみる】などにあるように、子供のデジタル機器の普及率の高さを前提とした商品なりアプリが登場したということに、かなり驚いた。
実は絵本ってのは隠れたヒットセラーが多い。ストーリーはオーソドックスで多くの人(子供やその保護者)のニーズがあり、流行り廃りもない。うまく波に乗れば色々とえらいことになる。そして何より、長きに渡って沢山の子供達に夢を与えられるという満足感が、何物にも代えがた収穫となる。
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