【今冬の電力需給見通しと節電へのご協力のお願いについて(九州電力)】
【今冬の需給見通しと諸対策について(四国電力)】
当社は、原子力発電所の運転停止が継続する状況の中、電力供給確保のための検討を進めてまいりましたが、今冬の電力需給はきわめて厳しい見通しとなります。
このため、今冬においては、今夏にお願いした「節電(省電)」を引き続きお願いするとともに、特に需給が厳しい期間・時間帯については、5%以上を目標に節電をお願いする次第です。
お客さまには、ご不便とご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございませんが、今冬におきましても、節電へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
月が変わった昨日あたりから各電力会社や「電力沢山使ってるだろ」とマスコミ様からツッコミが入ることの多い産業などで、色々と今冬の節電対策に関するリリースが出てる。気になるのは上に挙げた九州や四国電力管轄。一般には「冬は寒いので暖房を使って電力を消費するから、北の方が電力事情が厳しい」という認識があり、それはある意味正しい(昨日の自販機周りでも、北エリアを中心に、のような記述がちらほら)。
でも今冬は、誰かさんの「要請」がトリガーとなった「おかげ」で、北がどうとか寒い地域がこうとかいう話では無くなっている。最初に四国電力のリリースが出たのが好例。【平成23年10月 社長定例記者会見の概要(四国電力)】にもあるように、この需給のごたごたで、従来メンテしなきゃならない施設についても、メンテを取りやめたり延期してたりするんだよねえ。「今冬に計画しておりました本川1号機(揚水発電)の点検作業を繰り延べいたします。これは、9年ぶりに行う大掛かりな作業であり、今後の安定供給には不可欠なものでありますが、現下の情勢を踏まえると当面延期せざるを得ないと判断いたしました」というところからも分かるけど。
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