[仮装空間「アメーバピグ」で詐欺や盗み、子供ら被害]
インターネット上の仮想空間サービス「アメーバピグ」を巡り、小学生を含む未成年者による違法行為などが相次ぎ、警察や教育関係者らが警戒を強めている。運営するサイバーエージェント(東京)も対策強化を進めているが、不正行為のすべてをチェックすることは難しいという。
2~9月、愛知県警が同県など6県の小学5年~中学2年の男女8人を不正アクセス禁止法違反容疑で摘発した。8人はメールを通じて他者のIDやパスワードを不正に取得し、アメーバピグにアクセス。被害者のアバター(自分の分身)や利用者が現金で購入したアバターの衣服・家具など、仮想空間内の持ち物を乗っ取っていた。被害者側も小学生を含む未成年者がほとんど。
2月には福井県警が、福井市の女子中学生のIDなどを聞き出してアメーバピグに不正侵入したとして奈良県の当時小学4年の少女を補導した。
愛知県警生活経済課の担当者はアメーバピグについて「芸能人が参加したり、テレビCMを流したりして子供の人気が高い。気軽に参加でき、のめり込みやすい」とみる。
元記事の日経の記事を読む限りでは、何らかのリリースや発表をトリガーとしたのではなく、「昨今の状況」ってことでまとめられたコラム的記事からの抜粋みたいだけど、色々納得したり同感するところがあるので覚え書き。
記事タイトル(......元々某漫画のセリフなんだけどさ)にもある通り、社会の仕組みとか倫理とかをしっかりと学びきっていない子供がこういった世界に溶け込むと、必然的に「本能」に近い部分が優先しちゃうよね、という次第。海外のネットゲームが基本的に成人向けになっていることや、子供向けのネットゲームはちゃんとその辺まで考えて、独自のシステムを創っているのも理解できる気がする。
仕組みを創るのは大人だけど、大人が知っている事、常識と思っている事を、プレイする子供が知っているとは限らない。そういうこと。
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