イギリスの老舗デパート、John Lewisの企業イメージCM。クリスマスの到来をもんぞりかえるほど心待ちにしている子供。親も半ば呆れるような目で見ながら、でも仕方ないよねという雰囲気。
そしていよいよクリスマス。夜が明けて子供の寝室には山ほどのクリスマスプレゼント......には目もくれず、子供が向かった先には。
こっそりとしまっていたプレゼント。それを大切そうに抱え、子供は両親の寝室へ。そして笑顔と共に、クリスマスプレゼントだよ、と手渡すシーンでCMは終わる。画面上に現れたメッセージは「"手渡すのに"待ちきれないプレゼント(を提供できます)」。
心待ちにする子供とクリスマスというと、どうしてもサンタさん=親から子供へのプレゼントが想像される。けど、今CMでは最後の最後でどんでん返しをして、「子供が待ちに待っていたのは(恐らく)生まれて初めての、親へのクリスマスプレゼント」を表現している。転じて、John Lewisでは子供から大人へのプレゼントも用意できますよ、とアピールしているわけだ。「やられた」って感じだね、まったく。
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