本格的・抜本的・包括的な経済対策を...

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↑ 現在の生活の中で不安に感じている事(複数回答)(岩手・宮城・福島限定)
↑ 現在の生活の中で不安に感じている事(複数回答)(岩手・宮城・福島限定)


今朝に【被災三県の勤務状況、85%は前職維持・増える残業減る給与、高まる事業存続への不安】で第一弾を挙げた、被災3県(岩手県・宮城県・福島県)での意識調査。データを精査して本家サイトでの記事としては絡めるのは少々小ネタの感はあるけど、覚え書きとしてとっておくべき話としてこちらで。

「原発関連」がトップについているのは、福島での値が非常に大きいのが一因(福島オンリーだと90.1%。岩手が65.1%・宮城が69.3%)。状況を悪用して、魑魅魍魎が跳梁跋扈していることもあるし、最優先課題であることに違いは無いんだけど、その他の項目として余震、そして経済周りの話が上位に来ているのが気になった。

元記事や資料にもある通り、本来発生して被災地の経済回復の柱となるはずの「特需」が、少なくとも現地に対しては発生していない可能性が強くなっている。公務員や土木作業員は残業や休日出勤がムッチャ増えたとあるけど、それでも給与は増えたどころか減ったという人の方が多いんだな。

"このような状況下の場合、被災地「外」からのリソースを大量に投入すると同時に、明確な見通しが立つ健全な指針(計画そのものの促進意欲と、現場での「夢」による士気向上が期待できる)と、責任を伴う強力な指導力が必要になる。しかし現状では用意されたリソースは十分とはいえず、それらですら有効活用はあまり成されていない。「知らなかったから」「経験が無いから」で済むような事態では無いことは、今件の調査結果からも明らかなのだが"

本家の記事のしめの部分をもう一度挙げておく。キツい表現になるけど、正直被災地は失血状態。体の無事な機能を使って血液を体内に回すと共に、新たな血液を生み出しているけど、とてもじゃないが足りない。回す血液が少なければ十分な酸素や栄養分を送りこめない。人のケガへの対処と同様に、まずは大量の輸血が必要。国外に兆単位の支援を約束して自己満足に浸るのもよいけど、まずは国内に同じようなこと、できないかね? 

できるはずもないか。元々優先順位が普通の日本の政治家とは違う人達の集団だから。一切の役職上の責任を放棄した、大人になれないおとなの姿をした生き物たちの集団だから。

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このページは、不破雷蔵が2011年11月21日 17:51に書いた記事です。

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