↑ Dテルマエ・ロマエ IV
タイムスリップ・風呂漫画という、訳のわからないジャンルを確立した「テルマエ・ロマエ」の最新作。ストラップ付きの特別版は出るわ、実写化で映画化されるわ、スットコな香りの予感がするアニメ化はされるわで色々大騒ぎ。
今巻では1巻丸ごと使って、1話分も終わらないという、初めての長編スタイルで構成されている。はじめて意志疎通が出来る「平たい顔族」が登場したり(古代ラテン語を知っているという設定)、長期間の「滞在」をしたりと色々と新しい切り口を用いている。
巻末では「そろそろちゃんとした説明を読者に向けてしなきゃ云々」という話で、このスタイルをとったとのこと。......だけど。どうも全体的に間延びしたというか、スープを水で薄められた感じがして、全体的に薄っぺらい感は否めない。3巻の時点で「ネタがキツくなってきたかな?」という雰囲気はあったけど、今巻でそれがほぼ確定。元々面白い要素を山盛り持っているのだから、無理をする必要はないと思うのだけどね。
(最終更新:2013/08/28)
コメントする