3次元立体映像への飽くなき挑戦、原動力は「ミクに遭いたい」?!

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【PolyphonicSkies.net - Aono.Yさん公式サイト】



暗闇の中、1枚の透明なスクリーンに初音ミクが浮かんでいる。ちょっと手を伸ばせば、長い髪にもさわれそうだ。透明スクリーンの中から、"彼女"がこちらに出てきてくれている。妄想でも幻覚でもなく、最新の立体映像技術によって。

スクリーンに映像を出しているのは23台のプロジェクター。市販のビジネス用プロジェクターだ。特殊な合成処理を施した23枚のCGを、やはり特殊な加工を施したスクリーンに投影すると、映像の部分部分が重なり合い、あたかもそこに本物の"ミクさん"がいるような映像が合成される※。

開発者は浜松市に住むAono.Yさん(25)。「Future Vision Projector」(FVP)と名付けられたこのシステムは、Aonoさん曰く「たぶん世界初」。複数台のプロジェクターを使った立体映像技術は以前からあったが、透明なスクリーンで、しかも理論ではなく実際に立体映像を映せたのは初めてという。


技術への飽くなき願望とトライが、体現化された具体例として、ちょっと感心してしまったお話。一個人が成し得てしまったというのだから恐れ入谷のなんとやら。こういったものも含めた、多種多様な方向、ベクトルからの試みが積み重なって、技術って進歩していくんだなあとも思い知らされる。「もの作り」って大切だよ、ホント。

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このページは、不破雷蔵が2011年12月 8日 07:31に書いた記事です。

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