[日弁連が住民調査 伊方・風力発電「健康被害」]
全国の風力発電施設の周辺住民が頭痛や不眠などの健康被害を訴えている問題で、日弁連の低周波騒音被害問題に関するプロジェクトチーム(PT)が10日、伊方町三崎地区を訪れ、住民から聞き取り調査した。同様の被害を訴える各地の住民のほか、環境省、事業者などから聞き取りを行い、来年5月までに、立地条件など法規制の在り方について中間報告書をまとめる方針。
2007年の運転開始以降、住民から不眠や頭痛を訴える苦情が相次ぎ、現在、住宅近くの4基の夜間運転を停止している。
住民は「体に鈍い痛みがある」「寝ている時に周囲のものを投げる症状があった」などと説明した。地区常会長の大岩康久さん(49)は「風車からの距離など、騒音規制の基準を法律ではっきり示してほしい」と訴えた。同PTは今年2月設置。全国で低周波音による被害事例が増加している一方、現行の法制度では有効な規制がないことから、現状把握のため聞き取り調査を実施している。
見た目は幻想的で、ある意味未来と過去を結ぶような不思議な感覚にとらわれる光景をかもしてくれるのだけど、現実はそんなに甘いものではない「場合もある」という一例。
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