[つながり求める福袋 百貨店、「震災」関連を充実]
百貨店が来年の初売りで売り出す福袋には、節電グッズなど東日本大震災後の世相を映し出す商品がそろった。親しい人と過ごす時間を大切にする傾向が広まる中、モノよりも「体験型」の中身が充実しているのも特徴だ。
モノの入った袋でも、震災後に生じた心理に応えようとする企画がそろう。
東京・銀座のプランタン銀座が「婚活」を応援する福袋は、衣類や雑貨など10点強のセットで1万500円。担当者は、「震災後、人とのつながりを求めて婚活する女性が増えたので、婚活アドバイザーの指南を受けながら作った」と説明する。「エグゼクティブ系」など意中の男性のタイプ別に、3パターンの中身を準備した。
西武百貨店は、非常時にオフィスに一泊できる衣類などを詰めた袋(1万500円)や、停電中に帰宅する時に使うヘッドライトやコンロを組みあわせた袋(1万円)を準備した。「震災の日、自分も帰宅できなかった体験をヒントに作った」と担当者。
イメージ動画は去年のもの。よく考えてみれば福袋は年一のものなのだから、震災に限らず非常用のアイテムの調達には非常にマッチしている。西武百貨店のアイディアは非常に優れているなぁと実感。自宅に保存しておける食品とか非常用袋ってのもありかもしれない。その場で開けておしまいの福袋では無く、一年間ずっと家庭に「安心」という「福」を授けてくれる「福袋」として、ね。
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