震災を契機にコンビニの利便性が見直され総菜などを買う女性などの来店が増えている。セブン-イレブンは2012年度に前年度を150店上回る1350店を新規出店する計画だが、倍増に向け来年度以降、大幅に上方修正する可能性が高い。 出店先は引き続き需要の旺盛な東北地方の被災地、世帯数の多い都市部のほか、病院や大学構内などの可能性を探る。グループ傘下の総合スーパー、イトーヨーカドー内に出店する計画もある。
↑ コンビニ業界全体に占める上位4チェーンの店舗数(各年期末)(ファミリーマートアニュアルレポートより)(【コンビニ四天王の売上高などをグラフ化してみる(2011年版)】から再録)
セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)は29日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、傘下のコンビニエンスストア最大手、セブン-イレブン・ジャパンの国内店舗数を将来的に倍増させ、約3万店規模とする目標を明らかにした。セブン-イレブンの店舗数は12月末時点で1万3718店。鈴木会長は「東日本大震災を機に『近くて便利』というコンビニの特徴が見直された。時代のニーズに合った商品開発をすればまだまだ消費は掘り起こせる」と話し、今後数年間で目標を達成したいとした。
震災をきっかけにコンビニの社会的立ち位置は確実に向上したし、コンビニ側でも地域社会へのアプローチ方法を確実に変えつつある。昔の地域社会に溶け込んだ雑貨屋さんの、まさに現代版というところかな。
セブンイレブンの場合は上記引用記事にある通り、グループ会社にデパート総合スーパー(引用文中にそのまま表記があったわ(^^;)のイトーヨーカドーが存在するので、その店内出店の可能性もある。商品を限定した店舗なら、案外アリ、かもしれない。
しかしそこまで店舗数を増やすとなると、同業他社も黙っちゃいないだろうし、コンビニとの連動性の深い商品群やサービスも色々とアプローチをかけてくるだろうな。いずれにしても注目すべき動きには違いない。
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