ブレーキとアクセルの踏み間違いで7000件/年の事故という現実・日産が改善技術を開発中

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【日産自動車が開発した「ペダル踏み間違い事故防止技術」】
【日産自動車、最新の安全技術を公開(2011/10)】


ブレーキとアクセルの踏み間違いが原因で発生する事故は年間約7000件にも上る。中でも、クルマを停止させるための低速時に、踏み間違いが起こるケースが最も多く、全体の約60%を占めている。事故に伴う死傷者数も年間1万人を超えるという。今回、日産自動車が公開した技術は、この「ペダル踏み間違い事故」を軽減するのに大いに役立つものだ。

同社はこの技術にアクセルの制御システムを追加し、さらに車体の前後に「超音波ソナー」を組み込むことで、より一層、事故抑制機能を高めた。「新システムは、例えば、クルマを駐車スペースに近づけていくと、カメラが捉えた画像を自動分析し、まずドライバーがクルマを駐停車させようとしていることを認識します。

このため、誤ってアクセルを急に床まで踏み込んだとしても、ブレーキペダルとの踏み間違いによる"誤操作"と判断し、自動的にクルマの加速を制御するシステムを発動するのです」(日産自動車ゼネラルマネージャー・山ノ井利美氏)


技術の公開そのものは昨年10月の話。一方、製品に適応させるための実用化は2013年までを目指している。そもそも論としてブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が年間7000件も起きているという事自体、初めて聞いてびっくりさせられたし、その問題に対してさまざまな技術を積み重ねて開発し、少しでもリスクを減らしていこうと努力する日産の意志には感心させられる。続報に期待したいし、その時には(チェックにひっかかれば)本家サイトでも紹介したいところ。

ちなみに【ナルセペダル】なるものもあるそうな。これはこれで面白い機構だね。

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このページは、不破雷蔵が2012年1月 6日 07:54に書いた記事です。

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