[全国初の特殊信号機で見えやすく]
【色弱者も良く分かる赤信号】
↑ 左から「普通の人が見た場合」「P型(Protanope型)・赤い光を感じる部分が無いか、弱い人」「D型 (Deuteranope型)・緑の光を感じる部分がないか、弱い人」の視線で見た、LED車両専用道路交通信号灯の赤信号部分のシミュレーション。中央と右の周辺部分はほとんど黄色にしか見えないが、本来紫色で周囲の赤色に溶け込んでいるバツ印が青く浮かび上がり、停止を示す赤信号であると認識できる。
特定の色が区別しにくい色覚障害がある人にも見分けやすい特殊なLEDを使った信号機を九州産業大学が開発し、実用化に向けた全国で初めての社会実験が福岡市内の交差点で行われることになりました。
LED=発光ダイオードを利用した現在の車両用の信号機は10年前から、全国で本格的な導入が始まりましたが、色覚障害がある人の一部から、特に夜間、赤信号と黄色の信号の区別がしにくいという指摘が出ていました。このため、福岡市にある九州産業大学の落合太郎教授が9年前から色覚障害がある人にも見分けやすい信号機の開発を進めてきました。開発された信号機は、色合いと光り方を調整した特殊なLEDを組み込み、赤と黄色を区別しにくい人が見ると赤信号の光の中に×印が浮かび上がり見分けやすくなっています。色覚障害がない人には、これまでの見え方とほとんど変わらないということです。
特殊信号機の実証実験の話が入ってきて(でも九州産業大学ではリリース無し)、どこかで見たことあるような......と思って探してみたら、2年前に【色弱者も良く分かる赤信号】でそのまま丸ごと紹介していた信号機でした。まぁこの時も「バツってのは日本人の感覚で、海外の人が見ても赤と同じ意味合いを認識しない」などの意見もあったんだけどね。そのあたりは今回の実験の中で出てくるんだろうな。
ともあれ、この仕組みがうまくいくのなら、全国に普及することを願いたいものです。
コメントする