【AIJ投資顧問に運用を委託していた厚生年金基金等について(厚生労働省、2/28)】
AIJ投資顧問に運用委託していた厚生年金基金等について、現時点で把握している実態に関する資料を公表いたします。
該当企業基金84件、AIJへの預け入れ1852億6500万円、加入者53万9650人、受給者34万4299人。
具体的な基金名は書いてないけど、どのセクタとか残高とか、資産総額に対するAIJへの割合などが記載されている。大きい所だと6割近くってのもあるねえ......。
あと、テレビや新聞などの報道を見ていて気がついたんだけど、これって企業年金で公的年金とは別物だからね。どうも「年金と表記しときゃ間違いは無いし、『消えた』って報じれば公的年金との連想で食いつくに違いない」っていう思惑が見え隠れしていて、どうもいやんな感じ。
法令を強化すべしという話もあるけど、強化すると委縮も強まるし、難しいところ(今の金融商品取引法が好例)。受け手側、この場合は基金側の知識啓蒙にも注力した方がいい気がする。確かに利回り良いように表していたんだから飛びつくのは当然だけど、「おかしい」と思う判断力は見につけなきゃ。
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