【ビスマルクの声の録音見つかる】
【Prince Bismarck and Count Moltke Before the Recording Horn: The Edison Phonograph in Europe, 1889-1890】
19世紀のドイツ帝国の初代宰相で、「鉄血宰相」として知られるビスマルクの声が録音されていたことが分かり、現存する唯一のビスマルクの音声だとして注目を集めています。
ビスマルクの声は、アメリカ、ニュージャージー州の発明家エジソンの研究所跡で55年前に見つかった、蓄音機で音を再生する筒状の「ろう管」に残されていました。アメリカとドイツの研究者が共同で調べたところ、録音されていた音声がビスマルクの声だと分かったということです。録音は、1889年にエジソンの助手が当時74歳だったビスマルクを訪れた際に行ったものとみられ、ビスマルクは、英語やドイツ語、さらにラテン語で、詩を朗読したり、歌を歌ったりしています。
写真や行動記録は山ほど残っていても、時代が時代なだけに、こういう「動き」の記録が残っているってのは、ホント奇跡的な話。歴史上の事実が塗り替えられるっことはないだろうけど、ビスマルクの研究者にとっては金銀財宝のお宝以上の価値を持つに違いない。サンプルデータを抽出して、声の合成とかもやるんだろうなあ......。
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