伊藤園、さらなる節電化な「ハイブリッドヒートポンプ式自動販売機」導入へ

| コメント(0)


株式会社伊藤園(社長:本庄大介、本社:東京都渋谷区)は、従来のヒートポンプ式自動販売機よりさらに省エネ化を推進した"ハイブリッドヒートポンプ式自動販売機"を新たに採用し、2月より導入を開始いたします。

ヒートポンプ式自動販売機は、外気に放出される熱を、商品を加温する熱として利用する仕組みにより消費電力量を抑えることができるもので、2006年頃から市場に導入されています。
今回当社が採用するハイブリッドヒートポンプ式自動販売機は、外気に放出される熱だけでなく、外気から取り込んだ熱も商品の加温に利用するハイブリッド方式を採用しています。また、冷却や加温する際に使用するコンプレッサーの稼働を効率化させるインバータを搭載しており、あわせて、従来のヒートポンプ式自動販売機よりもさらに約30%の消費電力量を抑えることができます(2011年度機比)。

当社では近年、ヒートポンプ式自動販売機を積極的に採用しています。今期(2012年4月期)はすでに1万台以上のヒートポンプ式自動販売機を導入し、現在、約15万台ある当社の自動販売機の40%強(6万4,000台)がヒートポンプ式自動販売機になっています。また、今期から採用する自動販売機には LED照明を標準装備させるなど、自動販売機の省エネ化を推進しています。

今後はあわせて、ハイブリッドヒートポンプ式自動販売機の導入促進を図り、ヒートポンプ式自動販売機の台数を、2013年度には全台数の50%以上に拡大させる予定です。


動画は適切なイラストなどが無かったので、適当に伊藤園の自販機から。先ほどの本家サイトの記事【電通と博報堂の種目別売上高前年同月比をグラフ化してみる(2012年1月分)】でもちらりと触れた、「それを見越してか自動販売機や電灯など、電力を常用する公的あるいはそれに準じる施設・機器では、加速度的に節電機能が開発、搭載される動きが見受けられる」の一環。ただでさえ自販機は相当な節電体制を(特にコストダウンの観点から)していたのに、叩くと目立ちやすいからって理由がメインとしか思えない動きで、叩きまくられた昨夏。

そういう話があってか、すでに今年の夏に向けて自販機業界は色々と動き始めているってのが分かるニュース。策動している色々な人達が一掃されれば話は別だけど、恐らくそういう「希望的観測」ってのは往々にして実現するはずもないから、やはり「備えよ常に」ということなんだろうねえ。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2012年2月10日 08:51に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「チョコ」っとだけど「いっぱい」食べているという話」です。

次の記事は「メタンハイドレート海洋産出試験、今月愛知県沖でスタート」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30