【モバゲーの釣りゲーム、配信差し止め命令 東京地裁「同心円表示、グリーと同一性」】
携帯電話向けソーシャルゲームサイトの魚釣りゲームを模倣されて著作権を侵害されたとして、「GREE」を運営するグリーが「Mobage(モバゲー)」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)など2社にゲームの配信差し止めや約9億4千万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が23日、東京地裁であった。阿部正幸裁判長は一部の著作権侵害を認め、配信差し止めと、約2億3千万円の支払いを命じた。DeNA側は即日控訴した。
グリー側代理人によると、携帯向けソーシャルゲームの著作権侵害を認め、配信差し止めを命じた判決は初めて。差し止めに仮執行宣言は付けられていないため、DeNAのゲームが直ちに使用できなくなることはない。
携帯ゲームのポータル提供ゲームは多分に「どこかでみたような」「パクってるじゃん」ってのが指摘されている作品がある。で、今件はメーカー側がそれを認めて提訴した事例。まだ地裁レベルなので、これからさらに争われる。
しかしDeNAのリリースに「ゲーム中に表示される膨大な画面のごく一部について、当社らの主張が認められませんでしたので」とあるところを見ると、根本的な部分で認識の違いがあるような......。
マンパワーや経費の事情もあるんだろうけど、数ダース単位で同じようなアクションとらなきゃいけないよね、モバイル会社同士だけでなく、他のハードでソフト出している会社もさ、と思うのは当方だけではあるまいて。
コメントする