観光名所や防災拠点などに設けられているライブカメラ。場所によってはネット上からコントロールができるものもあるけど、複数の人が同時にアクセスするとコントロールの奪い合いになることもあって、それはそれで楽しかったりする。その仕組みを取り入れた喫茶店が、今件の話。World Design Capital 2012 Helsinki で出展された作品の一つ。
今喫茶もライブカメラとコントローラーが組になったセット。でもネットからアクセスしてコントロールすることで、コーヒーが勝手に注文される云々というのでは無く、喫茶店内のさまざまな調度品(例えば椅子の高低)が動いてしまう仕掛けが施してある。店舗利用者はドッキリカメラ的な雰囲気を楽しめる......というより体感できる(楽しめた人ばかりでは無い)。
多くの人々はこの喫茶店での飲食を体感し、あるいはネット経由でコントロールすることによって、「快適なデザインって何だろう」「より働きやすい環境はどうすれば創れるのだろうか」という自問自答をするようになったとのこと。
ネット時代ならではの切り口だよね。
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