●早期退職優遇制度を利用して離職し,失業者となっている人は,非自発的な離職による失業者となるのですか?
非自発的な離職による失業者とは,勤め先や事業の都合(人員整理・事業不振・定年等)で前の仕事をやめたために仕事を探し始めた者のことをいい,一方,自発的な離職による失業者とは,自分又は家族の都合で前の仕事をやめたために仕事を探し始めた者のことをいいます。
通常の退職に比べて有利な条件を提示して企業が退職者を募集する,いわゆる早期退職優遇制度については,これに自ら応募して退職した場合には,自発的な離職による失業者になると考えられますが,このような制度やその運用の態様は企業によって様々であり,最終的には,離職者本人の実態を踏まえた回答により,上記のような自発的な離職か非自発的な離職かに区別されることとなります。
先日から【2011年は176万人、前年比で2万人増加・フリーターの推移をグラフ化してみる】などのように、最新の労働力調査結果を元にした記事をあげているので、それに合わせるという形で、2009年秋以降、「なぜか」あまり報道などで騒がれなくなった話の一つ、失業率周りの件その2。
これは純粋に個人的な「頭にハテナ」が浮かんだ件の回答。昨今の上場企業のIRでもしばしば見かける「早期退職優遇制度」を適用した場合、基本的には「自発的な離職による失業者」になるんだね。ただし実態を踏まえた上でのことなので、制度を使っても非自発的離職と判断される場合もある、と。要はケースバイケースってとこかな。
非自発的か自発的かで、失業手当の交付条件とか、色々違ってくるからねえ。結構大きな問題ではあるのだよん。
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