↑ GDP当たりの一次エネルギー総供給の主要国比較(2008年)(日本を1.0とした場合)
【日本の石炭事情をグラフ化してみる(エネルギー白書2011版)】を皮きりに、「エネルギー白書2011」を元に、昨年の「2010」から更新する形で記事を書き連ねているんだけど......どうも更新できるのは半分程度になりそう。先の震災絡みで状況の説明、そして「今後はこうしますよ」的なアピール文・自己主張が山ほど盛り込まれて、肝心のエネルギー周りの経年分析や環境変化などは、昨年からがっつりと削られたり簡略化されてる。
リソースは限定されているので、優先順位を考えれば仕方が無い面もある。そして元々多くは一次ソースが別にあるもので、来年は通常体制に戻る......と信じたいんだけどね。【総合統計データ月報】みたいな話(説明にいわく、アクセスが少ないので平成24年3月22日更新終了)もあるしねぇ。存在そのものに意義があるんであって、ある特定期間に使われているか否かを考える類のものじゃないと思うんだけどな。
で。
以前【一次エネルギーの利用効率性をざっと計算してみた】でやった話。ほぼ同じのが「2011」では【第211-2-1:GDP当たりの一次エネルギー総供給の主要国比較】として紹介されていたので、今回はこれを掲載。
この値、一単位のGDPを算出するのに必要な、一次エネルギーの供給量を示したもの。これが低いほど、エネルギーを効率よくGDPに転換出来ていることになる。換算方法やら為替レートなどの関係もあるので、概算レベルで見るべきなんだけど、それでも日本が色々と考えて、エネルギーを使っているのが分かる。あらためて、勝手に「25%云々」とした、かつてのアレが、鳥頭的なものだったかも再認識。
ああ、鳥頭は元々か。
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