川崎重工は、3月16日、午前11時30分から神戸工場西浜岸壁において防衛省向け潜水艦 「けんりゅう」の引渡式を杉本海上幕僚長、細谷海上幕僚監部装備部長、佐藤装備施設本部副本部長を始めとする防衛省関係者ほかのご出席のもとに行います。
本艦は、潜水艦「そうりゅう」型の4番艦として当社が鋭意建造してまいりました。戦後、当工場で建造した潜水艦としては25隻目に当ります。また、優れた水中運動性能と推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されています。
さらに、スターリング機関採用による潜航性能の向上、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施されています。
本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。
工 程
起 工 平成20年 3月31日
進 水 平成22年11月15日
竣 工 平成24年 3月16日
主要目
長さ :84メートル
幅 :9.1メートル
深さ :10.3メートル
喫水(常備) :8.4メートル
基準排水量 :2,950トン
主機関 :川崎12V 25/25SB型ディーゼル機関 2基
川崎コッカムスV4-275R スターリング機関 4基
推進電動機 1基
軸数 :1軸
速力 :20ノット
主要兵装 :水中発射管 一式
その他 :スノーケル装置 一式
「当工場で建造した潜水艦としては25隻目」って、ここだけでも結構創ってるんだなあと、感心しながら覚え書き。潜水艦はどちらかといえば海上自衛隊でも地味な区分に入る......というか、目立っちゃいけないものだから仕方ないけど、個人的には嫌いじゃない。というよりむしろ好き。戦略レベルで物事を考える時には欠かせないとか、大戦中の海上護衛戦や対潜行動あたりに興味があって、色々と調べたことがあるもので。
ん。BD再生環境が整ったら、それ系のソフトをいくつか買い直してみるかな。
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