【第二次世界大戦中のライフハック「仕事を進まなくさせる8ヵ条」】
【CIA版ウィキペディア"Intellipedia"、順調に稼働中】
1. 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。
2. 「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をちりばめることを躊躇するな。
3. 可能な限りの事象を委員会に持ち込み、「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。
4. できる限り頻繁に、無関係なテーマを持ち出すこと。
5. 議事録や連絡用文書、決議書などにおいて、細かい言葉遣いについて議論せよ。
6. 以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。
7. 「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう、早急な決断を避けるよう主張せよ。
8. あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。
不特定多数の市民によって行われる「サボタージュ」による、敵性勢力への妨害工作を研究したOSS(戦略諜報局)作によるマニュアルから......という話。CIA版ウィキペディアの話からのものということで、ネタ自身も数年前と結構古めだけど、真偽云々は別として(調べようがないもんなあ)面白いので覚え書き。
「皇国の守護者」でも捕虜になった主人公が、似たような遅滞行動をしていたなあ、とか思い起こしたり、今でも十分活用できる(待て)話だよなあとか。
あとは「やっぱりアメリカって、何でも文面化してマニュアル化する習性があるんだなあ」と感心。一説には同国は歴史が浅いので(建国200年プラスα)、その分自国の歴史を積み重ねることには非常に熱心で、極力情報を残して「時間」が足りない分を「厚み」で補てんするってのを聞いたことがある。こういうのは後々まで役に立つので、非常にありがたいお話ではあるね。
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