先日【スペイン若年層の失業率48.7%...ヨーロッパの失業率をグラフ化してみる(2011年12月分)】でヨーロッパの若年者失業率が高め、特にスペインが並大抵のものではないこと、ドイツが結構低いよな的な話をした。「スペイン、なんでこんなに高いんやろ」と不思議に思ってちょっと調べていたら、こんな記事に。単に経済的な不況云々だけではなく、高齢者優遇的な雇用政策の結果なのね......。
やっぱり日本の終身雇用制は間違いではなかったのかな、もちろん構造的に硬直化しているからメスを入れる必要はあるけど、それはドイツの手口を参考にすべきではないかな、そんなことを思わせる記事。「不安定な雇用は、二重労働市場のほんの1つのコストにすぎない。頻度の高い転職は、家計の不確実性を高め、例えば、老後に備えて定期的に貯蓄するのを難しくする。より重要な点として、臨時雇用は企業が自社の労働者に投資する意欲を削いでしまう」とか、他の問題にも深くかかわっていることをダイレクトに、そして納得のいく形で説明している。読む価値はあるよ。
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