●[我々の目標は新しい日本...野田首相、米紙に寄稿]
【A year after the earthquake, building a new Japan】
●【福島第1原発:菅前首相「見えない敵との戦争だった」】 当然極力自分を正当化、賛美した印象操作的な内容ではあるんだけど。問題なのはこれらのほとんどが「海外紙」への「寄稿」であること。本編記事とは異なる「オピニオン」レベルのものなので、各新聞の主義主張、記者の言及は無いに等しいから言いたい放題。さらに日本でこの記事が伝えられる時には「海外の~で掲載された」「~が報じた」ってことになる。 そして横文字の新聞報道には「何だか権威がありそうだから、正しいんだろうな」というプレミアがつく。内容の正しさとは別に。さらに「海外の報道だから一次ソースが調べられないな。それじゃ、日本の新聞社が報じてることは正しいんだろうな」として、ますます「確からしさ」が上乗せされる。 要は、情報ロンダリングという奴だ。 そんなに語りたいことがあるのなら、談話として国内で、国民に向けて直接伝えれば良い。それをせずにわざわざ海外紙で何故行う必要があるのか。そのあたりを考えれば......ね。 主張している内容があまりにも酷過ぎ・身勝手過ぎて、直接伝えると色々とリスクがあるってのもあるんだろうけどさ。
震災から一年を迎えるにあたり、議事録を創らなかったり色々と都合の良い情報をリークしたような気配を感じさせる動きを見せてはいたものの、段々と検証されるにつれてケツに火がついてきたと感じたのか。昨今、現行政権政党のトップ陣営での「海外紙」における「当時を振り返っての言及」が目立つ。
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