各社実証実験による除染技術結果一覧

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【除染モデル実証事業等の成果報告会 プログラム】

↑ 熊谷組の特殊土壌洗浄システム(SRS)
↑ 熊谷組の特殊土壌洗浄システム(SRS)


・土壌除染:80%以上の除染効果あり。本格除染では、適用範囲、設備、コストを見極めることで利用可能。

・道路除染:80%以上の除染効果あり。本格除染では、最適化を図り、コストを下げることで利用可能。

・水処理:高濃度に汚染した土壌を処理した水であっても100Bq/kg以下にする技術が複数あることを実証。
 セシウム吸着剤を使用せずとも、凝集作用とろ過の組み合わせで放射能濃度は十分低減可能。本格除染では、最適化を図ることで適用できる。

・木材除染:水洗により、樹皮(バーク)では30%以上、木質がれき(丸太)では80%以上の除染効果あり。飛灰飛散防止、排気フィルタ等の対策を行った小型焼却炉で高減容可能。


昨日発表された、公募の上で複数社から提示された放射性物質の除染技術に関する実証実験の結果発表。それぞれの企業が持つ技術や経験を活かし、多種多様な方面から除染を試みている。中にはかなり高レベルの結果を出しているのもあるんだけど、ランニングコストでちょっとね......というのも。

ただ、こういうのはやらなきゃ分からないところも多いし、それぞれを持ち合わせて突き合わせることで、新たな可能性が見出せる事も多い。この際だから今方面での技術革新をボンガボンガと推し進めてほしいものだ。


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このページは、不破雷蔵が2012年3月27日 12:50に書いた記事です。

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