↑ The New Yorker
↑ 米主要三誌販売実績推移(万部)
別件でアメリカの雑誌販売動向を確認できるデータをつらつらと眺めていて、ちょいと気になった話。やっぱり2007年の金融危機(リセッション)以降、費用対効果だのネットの普及だのがあって、雑誌の販売部数もスコーンと数が落ちてるんだよね(それ以前から落ちているのは、日本の雑誌や新聞と同じ)。詳しく見ると、マイナー誌は個別売りが落ち続けているけどメジャー誌は回復しつつあるとか、それでもメジャー誌は定期購読者がボンガボンガ減ってるとか(アメリカでは定期購読をするとムッチャ安くなるので、雑誌読者の多くは定期購読している)。
で、その中で気がついたのが「The New Yorker」って雑誌。TimeやNewsWeekと比べると部数はまだまだ少ないけど、少しずつ確実に部数を伸ばし、このリセッションでもほとんど売上を減らさず、非常に健闘している。【米国でもっともスマートな雑誌-The New Yorker】のような紹介記事を読む限りでは、イギリスで堅調さを誇っている(こちらは新聞だけど)Daily Mailみたいな感じなのかな~って気もする。
ともかく。雑誌不況であることに違いはないけど、全滅でもないってことも違いはなし、と。
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