[深刻な花粉症...サルもつらいよ 洲本]
スギ花粉の飛散が終盤を迎える中、兵庫県洲本市の淡路島モンキーセンターのニホンザルが深刻な花粉症に悩まされている。淡路島の飛散量は例年比較的少ないが、"重症患者"が多いことで全国的に知られる。血液や風向きを調査するなどの研究が重ねられるが、多発している理由は分かっていない。
同センターでは3月上旬から症状が現れ、約250頭のうち12頭がかかる。くしゃみ、鼻水、涙が止まらず、目は土が付いた手でこするため結膜炎になっている。
一方、淡路島の約1・8倍(日本気象協会関西支社調べ)の花粉が飛散しているとみられる兵庫県佐用町の船越山モンキーパークでは症状が確認されていない。大分市の高崎山自然動物園も今季の発症は見られず、約900頭のサルがいる日本モンキーセンター(愛知県犬山市)でも確認できたのは1・4%にとどまる。
特異な事例のレベルで、花粉があればそれだけ花粉症になる、というわけでもないのが不思議なところ。記事内で言及している教授の言葉「花粉症については人間もサルも分かっていることは少ない」のが色々と考えさせられる言い回しで、深くうなづいてしまったり。
よもや猿たちにマスクをかけさせるわけにもいかないし、ね......。
コメントする