【雑誌協会から見た「東日本大震災」(1)「初動の大切さ」を改めて実感する】
東日本大震災発生から1年を経過しましたが、被災地復興、瓦礫の処理、福島第一原発事故などなど、いまだに課題は山積みです。それは雑誌業界にとっても変わりはありません。
このスペシャルレポートでは、『雑誌協会から見た東日本大震災』として、雑誌協会の中で震災対策などに関わった方々に特別寄稿をいただきます。第一回目は、震災発生直後より震災対策特別委員長を務めた早川三雄委員長に、この1年間の活動を振り返っていただきました。
流通網が寸断されたり倉庫がエラいことになったり、さらには紙やインクの生産のめどがつかずに兵糧攻め状態にあったり、小売店そのものが多分に「消失」して窓口が減ったりなど、震災では出版業界も大きな影響を受けている。その一部は以前【「僕と日本が震えた日」読了】で紹介した『「僕と日本が震えた日」』にも載っていたりする。
今回日本雑誌協会で短期連載が始まったこの「雑誌協会から見た「東日本大震災」」では、震災が同業界にどのような影響を与えたのか、震災後の業界の対応の流れと共に詳しく検証・報告している。併記されている「東日本大震災後の出版界の対応」の資料性の高さもあわせ、非常に読み応えのある内容。覚え書き&チェック推薦という意味で。
「初動の大切さ」が本当によく分かる。歴史上のIFは考えるだけ虚しさも覚えるけど、やはり色々と想いを巡らせてしまいたくなるものだね。
(最終更新:2013/08/27)
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