ガステーブルなどの事故事例、「そんなバカな」的原因が

| コメント(0)


↑ 電気炊飯器をガステーブルにかけて出火した火災


ガステーブルや電気こんろに、誤ってポットや炊飯器などをのせて火をつけたため火災となった事案が平成22年が15件、平成23年が17件(速報値)でしたが、本年は2月末日現在で既に5件(速報値)発生していることから、東京消防庁では注意を呼びかけてい
ます。

【火災の発生状況】
住宅、共同住宅等で、ポットや炊飯器など、本来ガステーブル等で使用しないものを、誤って火にかけてしまったため出火した火災が、平成22年と平成23年の2年間で32件発生しています。

【着火物(誤って火にかけてしまったもの)の状況】
最も多いのはポットで、2年間で10件発生しています。以下、炊飯器、樹脂製容器、電気調理器具が各5件、電気調理器具専用容器4件、保温専用容器2件などとなっています。

【行為者の状況】
行為者の年代をみると、65歳以上の高齢者が20人で62.5%と6割以上を占めています。以下、20歳から64歳の成人が7人(21.9%)、19歳以下の未成年が5人(15.6%)となっています。

【発生要因】
○ 多くが、形状等から「このまま火にかけて使うもの」という思い込みにより発生していると推定されます。また、電子レンジ専用調理器具などは、購入後、取扱説明書をよく確認せずに使用して火災となっています。
○ 高齢者のなかには、認知症等の影響により発生したと推定されるものもあります。


東京消防庁が先日発したリリース。「すでに」とあるけど1ケタ・2ケタ前半の話なんで、多分に「統計学上ではぶれの範囲」かなあ、という気はする。とはいえ、注意をするべき事象には違いない。

資料には具体的な事例が複数挙げられているけど、電気炊飯器をガスコンロにかけて点火したり、電気ポットを電気クッキングヒータにかけるなど、冷静に見ると「なんでやねん」という突っ込みをしたくなるような話が多分にある。

どんなものにでも完璧ってのはありえないし、リスク、イレギュラーは発生しうるものなんだな、ということを思い知らしめてくれる話でもあるなあ、と写真を見ながら改めて。

ポットをガスコンロにかけている写真は、正直シュール過ぎるよな、ホント。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2012年4月 8日 08:16に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「サイレント・トゥ・ザ・フューチャー」です。

次の記事は「超うさぎパン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30