警察庁、北朝鮮によるミサイル発射動向に伴う対応を正式発表

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警察では、北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射動向に対処するため、下記の対応を行うこととしている。

1 警察庁対策本部の設置
警察庁は、北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射動向に対処するため、3月16日に設置した警察庁対策室(外事課長を長)を改組し、本日、午後1時をもって警備局長を長とする「警察庁対策本部」を設置。

2 ミサイル発射に備えた対応
(1) 情報収集の推進
国内外関係機関と連携して情報収集を推進。
(2) PAC-3配備に伴う警戒警備活動等の徹底
沖縄県等にPAC-3が配備されることに伴い、車列の先導、積み下ろし港における機動隊等の配置、PAC-3配備場所周辺における警戒活動等を実施。
(3) ミサイルが領土内に落下した場合に備えた措置
ミサイルの軌道に近い石垣、宮古両島に、沖縄県外の府県警察からNBC部隊を含む特別派遣部隊を派遣して事前に配備。沖縄県警察においては、事前通告時間帯にヘリコプター1機を石垣島に前進待機させるほか、県内全域において機動隊員等が即応態勢を確保。

3 ミサイル発射時の対応
(1) 被害情報等の収集
ヘリコプターによる上空からの情報収集等により、ミサイル発射に関連する情報収集を実施。
(2) 被害拡大防止措置の実施
万一、領土内に落下した場合には、NBC部隊等を運用し、警戒区域の設定等、所要の措置を実施。


一部報道によれば12日(今日か)には準備を終え、発射可能体制に移行するとのことで、あちこちで色々とピリピリしたり、さまざまな通達が出回っている。警察庁の通達を普段から気に留めて目にする人はあまりいないだろうし、せっかくなので公知も兼ねて(THAADまだーとか言ってみる)。

この類のものは「何もなかった」「取り越し苦労だった」「杞憂だった」のなら、むしろそれはそれで満足すべきお話。必ず「無駄だった」「意味が無かった」「逆効果だった」というツッコミが後に来るはず(経験則)ので、今から釘を差しておこう。保険的考えを持たない生き方は勘弁被りたいからね。

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このページは、不破雷蔵が2012年4月12日 07:15に書いた記事です。

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