ホンダ、簡単・安全に使えるプロパンガス仕様の家庭用ポータブル発電機を開発]
↑ 横浜工場自家発電設備
プロパンガス仕様のポータブル発電機を開発
~今夏よりLPガス機器事業者への供給を開始予定~
Hondaは、停電などの非常時にプロパンガスを用いて発電が可能なポータブル発電機を開発し、今夏よりLPガス機器事業者に向けて供給を開始します。
この発電機は、東日本大震災以降、停電などの非常時に使える自家用発電機の発売に対する消費者ニーズの高まりを背景に、燃料にガソリンを用いる既存のインバーター搭載発電機「EU9i」(定格出力900VA)をベースに開発。広く一般家庭のガス機器で使用され放置劣化が少ないプロパンガスを燃料にすることで、非常時に使用者がワンタッチで接続して使用することができ、長時間(※1)の運転も安心かつ簡単に行える業界初(※2)の低圧(※3)LPガス発電機です。
Hondaは、プロパンガス仕様のポータブル発電機の供給を通じて、プロパンガスを使用している全国の一般家庭において、停電時に安心して使える新たなバックアップ電源の市場の創造を目指します。
※1:LPガス50kg使用時で約100時間の運転が可能
※2:一般家庭で使用されているプロパンガス(低圧LPガス)で運転可能な出力1kVAクラスのポータブル発電機(Honda調べ)
※3:「液化石油ガスの保安の確保および取引の適正化に関する法律」で定める2.0kPa以上?3.3kPa以下のガス圧力
【プロパンガス仕様のポータブル発電機の主な特長】
・正弦波インバーターの搭載により、商用電源同等の安定した出力を提供
・本機を2台並列に接続できる並列運転機能により、最大1,800VAまで出力が可能
・冬場や夜間といった低温環境での使用も可能(外気温マイナス15℃からプラス40℃まで使用可能)
・チョークレス仕様により、始動操作が簡単
・超低騒音(現行ガソリン仕様のEU9iと同等レベル)
【主な想定使用機器例】※消費電力およそ900W以下の電気機器
・家庭用LPガス機器(ガス給湯器、ガスファンヒーターなど)の作動電源
・情報通信機器(テレビ、パソコン、ラジオ、携帯電話の充電機器など)
・照明機器(投光機、LED照明など)
・その他(900W以下の電化製品)
先ほどの【リリースが語る「足りる、足りない」と現場の緊迫感】に関連する形で。これまでもガスコンロ用のガスボンベを使った小型発電機はあったけど、LPガスを使った形で(業者経由ながも)個人世帯を対象にした発電機というのはあまり見たことがない。リリースには「震災以降高まる需要」云々とあるけど、多分に今年の「失策の電力不足の夏」(何か良い語呂合わせが見つからない)に向けての手の気がする。
当方のような一人暮らしならまだいいんだけどね。病人がいる世帯、電気を使って医療器具を動かしている家だったりすると、停電は生死にかかわるお話となる。一応、「動き」の覚え書きとして。
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