【ガーナの子供達にアマゾンのキンドルを与えたら何が起こるか?】
ギガオーム(GIGAOM)のローラ・オーエン(Laura Hazard Owen)が「ガーナの子供達にキンドルを与えたら何が起こるか?(What happens when you give Kindles to kids in Ghana?)」という興味深い記事を書いています。
それによるとNPOのワールドリーダー(Worldreader)がサハラ以南アフリカの子供達にキンドルを与え、その影響について調査した結果がガーナの分についてこのほどまとまったそうです。
なおガーナの電子書籍リーダーの供与プログラムはiREADと呼ばれています。
調査結果によると小学生の読解力はかなり進歩が見られたそうです。また読書時間も増えたそうです。さらにキンドルを与えるというやり方は費用対効果の面でも有効だということがわかりました。またキンドルの盗難は殆どありませんでした。しかしキンドルは壊れやすく半分近いキンドルを新しいものと交換しなければならなかったと報告されています。
比較的治安・経済が安定している地域でのリサーチのようで、全アフリカに同じ状況が展開され得るわけではないけれど、非常に興味深い話として、レポート原文と合わせて覚え書き。
インターネットへのアクセスの窓口を手に入れたのもあるけど、それ以上に同時に文化教養を育み得る書籍を手に入れる手段が手に入ったのが大きい。社会情勢の安定と経済の発展に欠かせないのが教養だからね。
例の100ドルパソコンと合わせて展開すると、非常に面白い話になるかもしれない。
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