【低気圧の通過に伴う水力発電所への影響について(東北電力、5/4)】
当社は、5月3日から4日にかけて通過した低気圧の影響により河川流量が増加したことを踏まえ、47カ所の当社水力発電所について、設備保安のために運転を停止いたしました。供給力への影響は、他社からの受電分を含め最大で31万kW程度となります。なお、浸水等による設備被害は確認されておりません。
これまでに、安全が確認できた5カ所の発電所については、運転を再開しております。今後も、河川流量の状況を見極めながら、設備の安全が確認された発電所から順次運転を再開してまいります。
本日の供給力は939万kW、最大需要は870万kWとなり、予備率は7.9%を確保できる見通しです。
※水力発電所の停止状況(4日14時現在)
・下記表に記載の出力は「最大出力」であり、実際の出力は出水の状況により変動いたします。
昨年初夏の豪雨で酷いダメージを受けた、東北電力の水力発電所。「(年を越して)3月9日の時点ですら、81万kW程度の影響を受けていた」と表現すればその影響の度合いが分かると思うのだけど、再び昨日の豪雨で小さからぬ「要点検」措置をしなきゃならなくなった。「浸水等による設備被害は確認されておりません」ってのは幸いだけどね。
ただ、被害以上に気になるのは、この時点ですら「予備率は7.9%を確保できる見通し」でしかないこと。【今夏の需給見通しについて】見ても、かなり綱渡りなんだよねえ......。
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