↑ 揚水発電の供給力状況
●「供給力まとめ」(需給検証委員会での飯田哲也氏提出資料から)
「揚水未活用が、東電、関電、九電などで大きい」
「揚水は需要にあわせて出力を決めればよい。全部の時間同じ出力にする必要がないが、電力会社の説明にはそのような記載がある」
「火力の夏季の停止、出力の低下が多数ある。これには説明責任がある」
「自家発を昨年夏や今年冬より減らしている会社もある」
「追加対策で自家発の活用増、自社火力の出力増、需要減など様々な対応があり、昨年なみの節電をスマートに実施すれば十分な対応が可能」
揚水発電の運用は基本的に週末の夜間電力で満水→毎日必要に応じて発電。夜に夜間電力の余裕を見て、発電分の何割かを回復(毎日全回復させない)→週末に全回復の繰り返しが基本です。
— リン灰さん (@JR500K) 5月 7, 2012
@nekoguruma 具体的にはこう。ソース元→ kepco.co.jp/pressre/2012/p... ピークタイム全時間帯に渡って揚水全開で足りない。調整も何もあったもんじゃない。 twitpic.com/9if614
— まようさ or フィメたんさん (@mayousa_desuga) 5月 7, 2012
飯田哲也が関電の需給見込みについて「火力の出力低下とは何か説明されていない」とイチャモンをつけているらしいけれど、ガスタービンエンジンは外気温が上がると出力低下するのをお前は知らんのかと総ツッコミされそうなイチャモンでしかない
— 開米瑞浩さん (@kmic67) 5月 7, 2012
先日開催された【「需給検証委員会」】に関する報道を目にして「?」的なところがあり、一次ソースを探したところ、議事録はまだ公開されていなかったものの、ISEPの所長、飯田哲也氏提出による資料があまりにも無茶苦茶な内容だったので、記録保全のために覚え書き。
万人が知る必要・理解する義務はないけれど、関連するセクタで意見する人、ましてやご飯を食べている人なら知っておかねばならない前提となる土台から「成ってない」ということが良く分かる。要は自分でやらかしたヘマをどうにか取りつくろうために、他人に責任を転嫁している次第だね。
それと、関電の資料を読みなおして気がついたのだけど、揚水発電回りの問題点に加え、「ピークタイムだけ何とかすれば何とかなる」など多数の点において、誤解されがちなこと(特に飯田氏のような「妄想的客観論者」に)はしっかりと説明してある。
「理解できない方が悪いんじゃない、理解させてくれない方が悪い」とする意見もあるけど、このレベルまで掘り下げた資料が提示されている以上、そして意見をするなりご飯を食べるなり、積極姿勢で理解をする努力が求められている立場である以上、「理解させてくれない方が悪い」では道理が通らないと思うな。
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