元々【子供のネットトラブル、「コミュニティサイト」では2008年以来初の減少(2011年データ反映版)】あたりでもちらほらと触れてるけど、コンプガチャ回りについては射幸心をあおることや子供が大金を浪費してしまいかねないこと、さらには疑似通貨的な使われ方がされているにも関わらず、そのシステム周りの防御策をはじめとした各種対応が非常にルーズであることなどから、昨年後半あたりからちらほらと関係当局からつつかれている雰囲気はあった。そして某社での相次ぐバグに伴う詐称事件が大きく報道されたのを受け、業界側も重い腰を上げ始めた......
......というタイミングであの読売の報道。確かに業界側の対応が遅い、というのもあるんだろうけど(美味しい果実を「食べるな」と言われてもなかなか止められないものさね)、どうもあまりにも色々ときな臭過ぎる。関係当局側の対応も、規制をかける側としては情報の出し方という点でとてもじゃないけど及第点はあげられない。
なんだかねえ。今件の、読売報道によるガチャ周りの件。「毎日新聞報道による、奈良県の産婦人科壊滅事件」を連想してしまった。あるいは構造が似ているのやもしれない。もしかして、可能性の一つだけど。
一方で、正式発表がいつになるかは現時点では不透明だけど、確実に方向性は変化を見せるだろうね。そういう観点では、任天堂が前々から何度となく強調している「ダウンロードコンテンツを有料販売するにしても、『プラスα』の楽しさを提供するものであり、それが無くても十分に遊べるソフトを販売するのが第一義的」という話が、あらためて重みを増してくるって感じだね。
あと、DLC(ダウンロードコンテンツ)回りもどうなるのかな。最近では中途半端な出来映えのをさっさと製品価格で発売して、残りの部分を有料のDLCとして提供するのならまだしも、完成させておきながらブロックをかけ、DLCで開放キーを買って初めて少しずつ見えてくるってのもあるからね。特に後半は、正規価格の誤魔化し的な感が強いとして、非難を浴びている。
こういう「商法」も情報の共有化で「買うべきか否か」ってのを素早く公知させていく仕組みが必要なのかもしれないな。
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