[電力使用制限令、経験することが必要...橋下市長]
橋下徹大阪市長は14日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)が再稼働しない場合に関西で深刻な電力不足が見込まれることについて、報道陣に「こういう状況は二度とない。次世代のために電力使用制限令とはどういうことなのか、しっかり経験することが必要だ」と述べ、制限令の受け入れもやむを得ないとの考えを示した。
関電管内での制限令は1974年のオイルショック以来出されていない。
一方、松井一郎大阪府知事は、報道陣に「昨年の計画停電は、経済に大きな影響があった。電力制限を安易に『はい、そうですか』と受け入れるわけにはいかない」と述べた。
その状況を引き起こした張本人の一人が何をいうか、ですな。
— Raizo Fuwa(不破雷蔵)さん (@Fuwarin) 5月 14, 2012
イタズラをしてクラスの窓ガラスを割った本人が「こういう状況は二度とない。今後のために雪降る中で窓を開けて授業するのがどういうことなのか、しっかり経験することが必要だ」と吹雪が吹きつける教室の中で、逆にドヤ顔するガキ大将、みたいなー
— Raizo Fuwa(不破雷蔵)さん (@Fuwarin) 5月 14, 2012
「勉強してから出直してこい」とフルスロットルでブーメランですねww>>市長 RT @20100313bg:現状では1000KW近い発電所増設をしない限り来年以降も強制に近い節電が必要だと分かってない気がする...
— Raizo Fuwa(不破雷蔵)さん (@Fuwarin) 5月 14, 2012
多くの個人、企業にとって電力は水であり空気であり血液に他ならない。それを自らの政治的策謀に利用する形で翻弄し、揚げ句の果てに絶対的な不足状態をもたらし、その上で「しっかり経験することが必要」とは、治世者としてどの面下げて言えるのか。
— Raizo Fuwa(不破雷蔵)さん (@Fuwarin) 5月 14, 2012
そもそも「次世代のために」は、そのような不足状態を経験させない環境を整備維持することこそが、治世者足る最低限の責務。「しっかり経験することが必要」など、問題や責任を取りちがえて自責をごまかす詭弁に過ぎない。弁護士の弁明としては正解でも、治世者としては即時免停レベル。
— Raizo Fuwa(不破雷蔵)さん (@Fuwarin) 5月 14, 2012
トゥゲッターにまとめようかとも思ったけど、面倒なのでとりあえずこちらで覚え書き。免停どころか一発免許取り消しでも良かったかな、という感はある。電力会社が「もうダメです、お手上げです」とはいえないし、自衛隊が「もう国は守れません、勝てません」「災害復旧はできません」とはいえない(状況を冷静に分析した上で、それに近い事を口にして、事態改善のための選択を上層部に求める場合は有る)。
先日、「テレビでは騙される。ネットだと真実を云々」という話もあったけど、ネットだとデータは蓄積され、可逆的に検証されるということをお忘れのようですな。
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