「電力という財の特殊性を認識すること」 というあたりに集約されるし、それに伴う「送電設備投資へのインセンティヴ付与」(「発電設備投資」ではないぞ)というあたりにも注目かな。 そして「十分な発電設備と送電能力」が無い現状の打破策として「自由化」「発送電分離」という考えが、本末転倒であることが十分に理解できる。【おもちゃ箱をひっくり返しても買っていないおもちゃは出てこない】そのままの話。
↑ SDG&E社の小売電気料金の高騰(家庭用電気料金の例)
電力回り、特に「自由化すれば価格が安くなってみんなハッピー」という、まるで【「市場経済制、市場経済制、市場経済制」と三度同じ言葉を唱えさえすれば】を地で行くような主張を繰り返す話に対しての反論「の一つ」として挙げられる、10年ほど前のカリフォルニアの件。例のエンロン周りと合わせ、色々と検証対象となる材料。現在では今件の反省を活かして色々な手が打たれている云々とはあるけどね。
「貯蔵ができず、またネットワークを利用しないと取り引きできない。そのため、競争が機能するためには、十分な発電設備と送電能力が必要」
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