コロワイド、LEDを使った完全閉鎖型植物工場を竣工

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↑ 完全閉鎖型植物工場での植物栽培の様子


株式会社コロワイド(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:野尻 公平)は、株式会社コロワイドMD (本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:井上 真)が運営する神奈川工場内に日本最大となる「RGB独立制御型LED ※(以下LED)」を採用した完全閉鎖型の植物工場を6月1日に竣工いたしました。

本植物工場ではLEDを光源とした水耕栽培ユニットを設置することで、温度・湿度・CO2濃度などを制御した環境で無農薬野菜を生産することを可能としております。それにより、安心安全な野菜を安定した価格で通年供給できるだけでなく、LED光源の照射を栽培ユニットごとに制御することで、味や栄養価を高めた機能性野菜の栽培を実現しております。

LED光源の採用による電気消費量の大幅な削減による省エネルギー化と自社食品工場内への設置という利点を活かして、従来の植物工場では実現できなかったローコスト運営を目指してまいります。


≪完全閉鎖型植物工場 概要≫ ■所在地: 横須賀市佐原2-2-2 神奈川工場内(運営:株式会社コロワイドMD )
■竣工日: 2012年6月1日
■敷地面積: 約346.82㎡(104.8坪)
「RGB独立制御型LED ※」を採用した完全閉鎖型の商用植物工場として日本最大
■栽培ユニット: 5段式 48台
■栽培能力: グリーンリーフ月産約60,000株可能
■施設投資額:約2億円
≪完全閉鎖型植物工場 6つの特徴≫
①安定供給:
天候や気温に左右されず、一定の質・形・量を供給することが可能
②安全性:
完全閉鎖型のため、病原菌や害虫の侵入がなく、無農薬による安全な生産することが可能
③高速生産:
光の強さや日照時間、温度・湿度、培養液成分、二酸化炭素濃度をコントロールすることにより、
生育に最適な環境を作り出し、成長スピードを早めることが可能
④土地の高度利用
棚状に複数段配置することにより、土地の利用効率を高めることが可能
⑤システム化:
作業を規則化できるため、専門知識がなくとも作業が可能
⑥神奈川工場内の併設
工場内に併設したことにより、配送コストや設備費の削減等、ローコスト運営を実現


このタイプの施設は運営側での管理が厳格化できる、生産をコントロールしやすいというメリットがある一方、品質への不安やランニングコストの問題などが難点とされている。そのうちコストの点で、LEDを用いることでコスト削減を図ったというもの。

......太陽光パネルと蓄電池による電力補助のシステムも連動させれば、工場のパッケージ化ができるような気も。何にせよ、面白い話ではある。地下とかトンネル内(使われなくなった廃坑とかね)でもOKってことだからねえ。

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このページは、不破雷蔵が2012年6月 5日 06:58に書いた記事です。

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