[一晩で「通路と階段」完成 阪神三宮駅の改良工事]
2007年から改良工事が続く阪神三宮駅に2日、上下線のホームをつなぐ通路と新しい西口階段がお目見えした。前日まで線路が通り、列車が行き交っていた場所が、一晩のうちに様変わり。乗降客も「一日で雰囲気がガラッと変わった」と驚いていた。
通路は、3本ある線路のうち、1日まで姫路方面の列車が走行していた真ん中の線路上に設置。奈良方面との入れ替えに伴い折り返し線となるため、線路がなくなるホーム西側の部分を活用し、乗り継ぎの利便性を図ることにした。
主な工事は、列車の運行を妨げないよう、1日の終電後から2日の始発までに行われた。架線を外し、線路をふさいで通路を確保した上で、新しい階段も設置する。限られた時間でのリニューアルに向け、今春ごろから下準備を進め、総勢400人で取り組んだ。
事前準備を十二分にしていたとはいえ、一晩でがっつりと作業を果たし、始発までに間に合わせるあたりは、プロのお仕事として掛け値なしの賛美をしたいところ。しばらく足を運んでいなかった駅を訪れた際、様相の変わり映えに驚くことがあるけど、それを一日の間隔でやられたら、そりゃ驚くだろうなあ。
何にしても、利用客にとっては一層便利になるとの話。よかったよかった。
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